バックテスト基礎

最大連敗数からロットを決める考え方

EAのロットを「なんとなく0.1ロット」で決めていないだろうか。

バックテストの最大連敗数は、ロットを決める重要な手がかりになる。連敗が続いても口座が耐えられるロットを逆算する——これが資金管理の起点になる。

結論

ロットは「最大連敗数 × 1回あたりの損失額」が、口座資金の許容損失率を超えないよう逆算する。

1回あたりの許容損失額 = 口座資金 × 許容損失率 ÷ (最大連敗数 × 余裕係数)
ロットサイズ = 1回あたりの許容損失額 ÷ 1ロットあたりの損切り額

例:

なぜEA運用で重要か

EAは同じロジックを繰り返す機械なので、連敗は必ず起こる。問題はいつ起きるか分からないこと。バックテストで最大8連敗でも、実運用で12連敗する可能性はある。

ロットが大きすぎると、連敗で資金の大部分を失い、回復に必要な利益率が現実的でなくなる。資金が50%減ると、戻すには100%の利益が要る。

仕組み・条件

余裕係数を入れる理由

バックテストの最大連敗は「過去の最悪値」にすぎず、将来はこれを超えうる。1.5〜2.0倍を見込む理由:

許容損失率の目安

許容損失率意味
10%保守的。資金が90%以上残る
20%標準的
30%攻撃的。回復に43%の利益が必要
50%リスクが大きい。回復に100%の利益が必要

バックテストやリアル運用で壊れるポイント

どう確認するか

  1. バックテストの最大連敗数を確認する("Maximal consecutive losses")
  2. 上記式でロットを逆算する
  3. 余裕係数は1.5〜2.0倍を基本に、運用期間が短いほど大きく取る
  4. 資金変動に応じてロットを調整するか固定するかを決める
  5. 複数EA稼働時は合計の最大DDが許容範囲か確認する

自分の検証スタンス

ロットは「最大連敗 × 1.5倍でも資金の20%以内に収まるか」で決める。感覚ではなく計算で決める。

「ロットを上げたい」衝動が出たら、それが計算に基づくのか感情に基づくのかを区別する。計算結果を超えるロットは使わない。

参照した公式情報

免責

本記事は個人の検証メモであり、投資助言ではありません。資金管理の計算方法は一例であり、各自の資金状況・リスク許容度によって適切な設定は異なります。投資判断はご自身の責任で行ってください。